栄養に関する用語

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このサイトで使用している用語の説明をします。

AAFCO

AAFCOは、「The Association of American Feed Control Officials(アメリカ飼料管理官協会)」の略称で、ペットフードおよび動物飼料の安全性と栄養基準に関する指針を設定する非営利組織です。AAFCOの規定は、ペットフードおよび動物飼料業界における基準として広く受け入れられています。
AAFCOの栄養ガイドラインは、市販のフードで使用されることが多く、NRCを参考にして作成されています。

※AAFCOの公式サイト

BARF

BARFとは、「Biologically Appropriate Raw Food(生物学的に適切な生食)」または「Bones and Raw Food(骨と生食)」の略称です。Ian Billinghurst博士が提唱した、野生の犬や猫の食事に近いものを模倣しようとする食事法のことです。この食事法では、生肉、生骨、生の内臓、果物、野菜などの食材を定められた比率で配合します。

FEDIAF

FEDIAFとは、「Federation of European Pet Food Manufacturers(欧州ペットフードメーカー連合)」の略称のことです。欧州のペットフード業界を代表する団体であり、ペットフードの安全性、栄養価、表示、ラベリングなどの規制に関するガイドラインを策定しています。
FEDIAFの栄養ガイドラインは、市販のフードで使用されることが多く、NRCを参考にして作成されています。

※FEDIAFの公式サイト

NRC

NRCは、「National Research Council”(米国国立研究会議)」の略称で、動物の栄養に関する科学的な研究とガイドラインを発表する機関を指します。この組織は、犬や猫などの家庭動物の健康に必要な栄養素の種類と量に関する包括的な研究を行い、その結果を基にガイドラインを作成しています。
NRCの栄養ガイドラインは、一般的に動物の手作り食で使用されることが多い傾向があります。

※NRCの公式サイト

3大栄養素

3大栄養素とは、タンパク質、脂質、炭水化物のことを指します。

5大栄養素

5大栄養素とは、3大栄養素(タンパク質、脂質、炭水化物)に加えて、ビタミンとミネラルのことを指します。

3大栄養素と5大栄養素の分類の違いは、栄養素が体に供給するエネルギー量(カロリー)と、体の構造や機能に与える影響の違いを反映しています。

タンパク質、脂質、炭水化物は直接エネルギーを供給する「マクロ栄養素」で、大量に必要な傾向があります。一方で、ビタミンとミネラルはエネルギーを直接供給しませんが、体の様々な生理的プロセスに必要な「ミクロ栄養素」であり、少量で効果を発揮します。

総合栄養食

動物の生命維持、健康、および正常な成長をサポートするために必要なすべての栄養素を適切なバランスで栄養を配合しているフードのことを指します。動物の各ライフステージにおいて必要とする栄養素をカバーできるように栄養計算されています。
たとえば犬と猫で使用されている栄養ガイドラインは、「AAFCO」「FEDIAF」「NRC」があり、市販のフードではAAFCOが一般的に使用されている傾向があります。

バイオアベイラビリティ(生物学的利用可能性)

食べ物やサプリメントから栄養素がどれだけ効果的に吸収され、体内で使用されるかの度合いを表します。これは、栄養素が体内でどのように代謝され、活用されるかに基づいています。